アラフィフ女子のゆるやかな日々

ゆるやかにいろいろなボーダーを越えていきたいアラフィフ主婦のblog

線香の煙が目にしみる

お墓参りが苦手です。正直面倒臭くてできれば行きたくないので、実家の母や弟からお彼岸に声がかかってもパスしてしまうこともしばしば。そんなだから薄情者って言われちゃうんですけどね。

そんなわたしですが、先週珍しくお墓参りに行ってきました。

年始のエントリーにもちょっとだけ書いたのですが、去年の暮れに叔母を、その1ヶ月後にいとこを立て続けに亡くしました。ふたりは親子なのですが、叔母は前から肺線がんを患っており何年も闘病していたので、亡くなる数ヶ月前にあまり状態が良くないことは聞かされていましたが、いとこは叔母が亡くなって四十九日を待たずに突然亡くなってしまいました。いとこの死因は膵臓がんで、亡くなる数日前に背中の痛みで病院に運ばれそのまま亡くなったとのことで、本人は自分ががんだったことを知らずに亡くなったそうです。

叔母はわたしの実家から歩いてすぐの本家に嫁いできて、わたしの祖父、祖母と一緒に暮らしていました。わたしが子供の頃はお正月になると大勢のお客様が本家にいらしたため、わたしや母を含めその他叔母やいとこたちはよくお手伝いに駆り出されていました。その中でも特にきびきび働いていたふたり。

若くて本家に嫁いできた叔母、苦労したことも多かったと思うのですが、いつ行っても嫌な顔をせずに迎えてくれました。

いとこも叔母に似て気立ての良い明るい人でした。

今年の夏はふたりの新盆だったので、久しぶりに本家に顔を出そうと思っていたのですが、生憎の台風で行くことが出来なかったので、せめてお彼岸くらいはお墓参りしておこうかと。

久しぶりに本家のお墓参りをして、自分の小さかったころによくおこずかいをくれたひいおばあちゃんやよく遊んでくれたおじいちゃん、優しくてねこが大好きだったおばあちゃんのことを思い出して、たまにはちゃんとお墓参りに行くのも大切だと今更ながら気づいたのでした。