アラフィフ女子のゆるやかな日々

ゆるやかにいろいろなボーダーを越えていきたいアラフィフ主婦のblog

本・読書

街とその不確かな壁

待ちに待った村上春樹さんの長編小説『街とその不確かな壁』。 影を持つ現実世界と、影を持たない壁に囲まれた街(もう一つの世界)の物語。 これまでにも現実の世界ともう一つの世界(異次元)を描いた村上さんの小説を読んできましたが、今回は特に心やさ…

こころきらきら 枕草子 笑って恋して 清少納言

母から「面白いから、読んでみて!」と半ば強制的に渡された本です。ざっくりいうと清少納言『枕草子』現代語意訳本。 こころきらきら枕草子 ~笑って恋して清少納言 作者:木村 耕一 1万年堂出版 Amazon とてもお恥ずかしい話なのですが、学生時代全く歴史や…

早稲田大学国際文学館へ行ってきました。

早稲田大学国際文学館、通称「村上春樹ライブラリー」へ行ってきました。 村上春樹さんはわたしに小説を読むことの楽しさと知らない世界を知る歓びを与えてくれた小説家のひとりです。 木のアーチをくぐってエントランスへ。 一階はギャラリーラウンジとオー…

めっちゃ楽しみに待っていたもの

待ちに待った「きのう何食べた?」の20巻が本日発売になりましたー!やたー! 今回はどうしても特装版が欲しかったので仕事のお昼休みに本屋へ行って無事にゲット。 わたしがどうしても欲しかった特装版の付録がこちらです。 『食材別 登場全メニュー 逆引き…

すぐ死ぬんだから

これわたしのことじゃなくて、先日、実家へ母の様子を見に行った時に母が貸してくれた本のタイトルです。ちなみに母には余計な心配を掛けたくないのではわたしの病気のことは一切話していません。何も知らないとはいえ、このタイミングでこのタイトル(苦笑) …

きれいだねって言われたい

遠野遥さんの『改良』を読みました。 遠野さんといえば昨年2作目の『破局』で芥川賞を受賞され、お父様であるBUCK-TICKの櫻井敦司さんとの対談でも話題となりました。 『破局』は遠野さんの1作目の作品で文藝賞を受賞されています。わたしがこの本を読んでみ…

旅の絵本

画家の安野光雅さんがお亡くなりになりました。 news.yahoo.co.jp 我が家の本棚にも何冊か安野さんの絵本があり、1番古いものではわたしと弟が保育園に通っていた頃、福音館書店の定期購読で買った『ふしぎなえ』。安野さんの絵本はお子さんがいる方なら一度…

【備忘録】2020年読んだもの

君たちはどう生きるか 吉野源三郎 宇宙兄弟 小山宙哉 着たい服がある 常喜寝太郎 蛍 / 一九八四年 森泉岳土 続・ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ 秋嶋亮 猫を棄てる 村上春樹 騎士団長殺し 村上春樹 一人称単数 村上春樹 ノルウェイの森 村上…

美しい星とエイリアンズ

この手の純文学はなかなか手を出さずにいたのですが、ずっと気になっていた三島由紀夫の『美しい星』をやっと読みました。三島由紀夫を読むのは10代の頃読んだ『禁色』以来です。 ざっくり説明すると、自分たちはそれぞれ違う星から地球を核戦争から守るため…