アラフィフ女子のゆるやかな日々

ゆるやかにいろいろなボーダーを越えていきたいアラフィフ主婦のblog

こころきらきら 枕草子 笑って恋して 清少納言

母から「面白いから、読んでみて!」と半ば強制的に渡された本です。ざっくりいうと清少納言枕草子』現代語意訳本。

 

 

とてもお恥ずかしい話なのですが、学生時代全く歴史や古典に興味が持てなくてほぼ勉強していないので、清少納言が何をしていた人なのかを知らず、この本を読むまでは百人一首で名前を聞いたことのある人くらいの認識でした。

平安時代一条天皇の后である中宮定子の女房として宮使えしていた清少納言。もともとは身分の高い貴族ではなかったようですが、教養の広い女性だったようで皇后定子にもとても気に入られていたようです。あることをきっかけに皇后定子から当時大変貴重だった紙を受け取ることなった清少納言。その紙に皇后定子や自身の回りで起きたこと、感じたことを書いたものが『枕草子』(現代でいうエッセイのような感じ?)となりました。ちなみに紙を受け取ることになったエピソードやなぜ『枕草子』というタイトルがついたのかはこの本に書いてあるのですが、ネタバレになるので伏せておきます。と、ここでそんなことも知らんのかーい!と思った方にはこの本の内容は物足りなく感じるかもしれません。

また、後半には同じく一条天皇の后、中宮彰子の女房として宮使えしていた紫式部とのエピソードが、著者との時空を超えた対談形式で語られて、歴史や古典が全くわからないわたしでも楽しく読むことが出来ました。

この本を読んでいる途中で思い出したのが、NHKの番組『漫画でたのしむ、枕草子』。

www2.nhk.or.jp

鳥越マリさん扮する清少納言が面白くて、高校生のころ母と一緒に見ていた記憶があるのですが、、、枕草子の内容が全く頭に入ってなかったみたい苦笑。この番組は橋本治さんの『桃尻語訳 枕草子』がもとになっています。

 

 

この本がきっかけで、少し枕草子に興味が湧いてきたので『桃尻語訳 枕草子』も読んでみようかと思いました。