少しでも長く元気でいるために
病院へ行ってきました。
先日受けた血液検査と心エコー検査の結果から、いま飲んでいる薬だけでは改善がみられないとのことなので先生と相談してお薬を一つ増やすことにしました。
現在、心筋症に効果が実証されている薬は4、5種類ほど。
わたしの罹っている心筋症は自覚症状がないまま進行していき易く、またいきなり悪化してしまう病気。
現在の医療を以ってしても治療は難しいため、心臓の働きに効果がある薬を早い段階から服用して少しでも長く元気でいられる状態を保つことが大事だと、先生は仰っていました。
と、同時に自覚症状がないのに薬を増やすことに抵抗があるだろうし、副作用で飲む前よりも体調が悪いと感じることもあるそうなので、とにかく慎重に少しずつ薬を増やしていこうということになりました。
本当のことを言えば薬が増えてしまったことは少しショックだし、これからどんどん体調がが悪くなっていくんじゃないかという不安はあります。
だけど、だったら尚更元気な時間を大切なことに使わなきゃ。
わたしの一番大切なものは家族です。最近はより家族が楽しく幸せでいられるために自分はどうするべきかを考えることが多くなりました。
週末のお出かけ
普段はあまり自分からどこかに行きたいと言わないうちの旦那さんですが、週末にパンフェスへ行きたいというので、一緒に出かけてきました。
場所は横浜の赤レンガ倉庫です。
一般有料での入場は11時からだったのですが、わたしたちが到着したのは11時半ごろ。入場口はすでに人で溢れており、列の最後尾では入場するのに90分から2時間程かかるとのアナウンスが。なので一旦、旦那とは別行動することにしました。
子どもがお腹が空いたというのでとりあえず赤レンガ倉庫のフードコートで軽く腹ごしらえしたのち、歩いて中華街に向かいました。
前に来たのはコロナ前なので3、4年振りの中華街です。
最近では食べ歩きやお店先で食べられるお店も増えた様で若い人たちでとても賑わっていました。わたしたちも大鶏排を食べたりお土産を選んだりしながら久しぶりの中華街を楽しんできました。
本当はこの後、元町や港が見える丘公園あたりまで行きたかったのですがお天気が怪しくなってきたので、赤レンガに戻ることにしました。
帰り道は山下公園内を通りました。
氷川丸です。船内も見学出来ます。
この辺りはいつ来てもゆったりと穏やかな時が流れています。
赤レンガに戻って旦那と合流する頃には雨がぽつぽつ降りだしたので帰路につくことにしました。
旦那さんの戦利品。大好きなパンをいっぱい買えたようです。笑。
3年に一度、巡ってくる苦行について
健康診断に行ってきました。通常の健康診断に加え今年は胃の検査も受けることにしたのですが、とにかくこの胃の検査が大の苦手です。
まず過去にバリウムを飲んで死ぬ思いをしているので、X線による検査が出来ない。
と、なると選択肢は胃カメラでの検査一択。普通胃カメラでの検査だと、カメラが喉を通過する時の痛みや不快感を減少するためにスプレータイプの麻酔薬(歯の治療で使われる麻酔薬と同じ成分のもの。歯の治療で具合が悪くなる人は使用を避けた方がいいそうです)を使用するのですが、実はわたしも過去に歯の治療で気分が悪くなった経験があるためこれも使用出来ず。
じゃあどうするのかというと、もう麻酔無しで胃カメラを検査をするしかない!
これがもう辛いのなんのって、、、涙。涙。涙。
喉から胃にかけて異物感が半端なく、吐き出したくても吐き出せない気持ち悪さと、ゲップを我慢しなくてはならない辛さ。これを苦行と呼ばずなんと呼ぶ。
そんな訳でおととしは泣きながら検査を受けたのですが、その時に鎮静剤を使用した検査(鎮静剤をつかうと半分眠った様な状態で検査が受けられる)をお勧めされたので、今年は鎮静剤のオプションを付けて胃カメラの検査を予約しました。
ああ、これでラクに検査が受けられると安心して病院へ向かったのですが、、、
なんと当日の問診で鎮静剤の使用を断られる事態に!
なんでも持病があるため、かかりつけ医に相談してからでないと使用出来ないといわれ、今回もまた、麻酔なし、鎮静剤なしで胃カメラの検査を受けてきました。
頭によぎるのは苦行の文字。
まさにわたしの頭の中でOSHOが「自らの苦しみを見つめよ」と言っていた。様な気がするような、しないような、、、笑。(今読んでいる本にめっちゃ影響されるわたし)いや、全然笑える状態ではないのよ!
今回も死ぬ程辛かった。涙
後日、かかりつけの先生に鎮静剤のことを説明すると、やはりわたしの場合、鎮静剤を使用することによって、急激に血圧が下がってしまう可能性があるため、使用は控えた方がいいとの事。いや使わんでよかった。
けど、今後も胃カメラの検査については3年に一回程度でいいから受けてねと言われ、すでにもう3年後の胃カメラの検査が憂鬱なわたし。
ちなみに鎮静剤を使用して検査を受けた同僚によると、マウスピースをつけられたところまでは覚えてるけど、検査が終わったと告げられるまで、記憶が全然無いくらいにラクなので、超おすすめと言っておりました。
コミュニケーション
実家に行ってきました。
実家には今年3歳になる甥っ子がいます。
お正月に実家へ行ったときには、弟家族は奥さんの実家へ行っていたので、その前にあったのは去年のクリスマス。この時はまだこちらが言っていることは理解出来ても、ちゃんとお返事ができる感じではありませんでした。だからこっちが言ったことに対して「あー!」「いー!」とか、あるいはジェスチャーで気持ちを伝えてくるので、本当は甥っ子がどうしたいのか何をして欲しいのかがよくわからなくて一緒に遊んでいても楽しいというより、気疲れして帰ってくることが多かったのですが、今日久しぶりに会ってみたら、おはなしができるようになっていました。
積み木で遊んでいる時に何を作っているのと聞けば「おうち!」、何色が好きなのと聞けば「あお!」と簡単な言葉のやりとりだけですが、こどもの成長の早さに驚かされるのと同時に、コミュニケーションがとれるってこんなに楽しいことなのかと改めて感じたのでした。
コミュニケーションといえば少し前から携帯のアプリで英会話の勉強を始めました。
実を言えば、英語学習アプリの有料版を無料期間中だけやろうと思って使っていたのですが、無料期間中に継続を解除する手続きをやり忘れてしまい結局1年間分の料金が自動で決済されてしまったという、全くドジな話なのですが、折角なのでこれを機に英語を勉強し直して、1年後には外国の方と少しでもコミュニケーションが出来るようになっていればいいなと思います。
おばちゃん頑張る。
別の角度からみてみれば
いつも観ているYouTubeのチャンネル、みのミュージックさんでTHE1975のフロントマン、マシュー・ヒーリーが日本人差別発言をして炎上していると話題を取り上げていました。
わたしはTHE1975を何曲か聴いたことのあるイギリスのバンドというくらいの認識しかないのですが、4月に来日公演があり、それを楽しみにチケットを取ったファンの方にとってはかなり複雑な気持ちだと思います。
ちょっと別の話になりますが、わたしにも同じような経験があります。
BTS、原爆Tシャツ問題
簡単に説明すると、BTSのメンバーであるジミンがある動画の中で原爆のきのこ雲がプリントされたTシャツを着用していたことが問題となり、日本の音楽番組への出演は急遽中止となり、また初のドームツアー直前だったこともあり大炎上となりました。
このことについて少し詳しく書くと、このTシャツはジミンがファンの方からプレゼントされたもので、そのTシャツを2017年5月にBTSが休暇で訪れていたハワイで着用していた時のものが『 bon voyage』という有料コンテンツとしてVlive(現在はサービスを終了して、現在はweverseに移行)というアプリ内で配信されていました。
当時このTシャツ問題についてわたしは、Tシャツをデザインした人に悪意を感じ、プレゼントしたファンと着用したジミン、そして事務所やVliveのスタッフに対してなんて知識の足らない人たちなんだろうと勝手に思い込んでいました。
でもその後、わたしの思い込みは間違っている気づきました。なぜなら、わたしたちは違う国で育ってきているから。
わたしはアジアの一部を侵略しようとして原爆を落とされ終戦を迎えた国に住んでいますが、彼らにとってはそのことで長い侵略から解放された国に住んでいる。同じ出来事でも角度を変えて別の視点からみてみたら全く違う解釈になること学びました。韓国だけでなく他国なら別の解釈になり、決して彼らが知識不足だった訳ではなかったのでした。(だからといってそのTシャツは2度と着ないで欲しいけど)
今回のマシュー・ヒーリーの発言にしてもイギリス側からの歴史的な視点からだとすれば、わたしたちには理解できない感情もあるのだと思います。だからといって差別発言やくだらんジョークにしていいとは全く思わないけど。余談ですが、The Whoが全盛期に1度も来日しなかったのは、ギターのピート・タウンゼントの叔父が日本で捕虜になった過去があるからだと聞いたことがあります。(その後ずいぶん経ってから2回だけ来日してます)*追加:投稿時に文章に間違いがあったため、一部訂正しました。
それにしても戦争の残していった溝は本当に深くてなかなか埋まらないね。戦後70年も経っているのにまだわたしたちはお互い正当化しようとする。
わたしたちに出来ることは違いを認め合ってその溝をお互いの視点から少しずつでも埋めていく作業なんじゃないかなと今回のことで改めて考えました。
こころきらきら 枕草子 笑って恋して 清少納言
母から「面白いから、読んでみて!」と半ば強制的に渡された本です。ざっくりいうと清少納言『枕草子』現代語意訳本。
とてもお恥ずかしい話なのですが、学生時代全く歴史や古典に興味が持てなくてほぼ勉強していないので、清少納言が何をしていた人なのかを知らず、この本を読むまでは百人一首で名前を聞いたことのある人くらいの認識でした。
平安時代、一条天皇の后である中宮定子の女房として宮使えしていた清少納言。もともとは身分の高い貴族ではなかったようですが、教養の広い女性だったようで皇后定子にもとても気に入られていたようです。あることをきっかけに皇后定子から当時大変貴重だった紙を受け取ることなった清少納言。その紙に皇后定子や自身の回りで起きたこと、感じたことを書いたものが『枕草子』(現代でいうエッセイのような感じ?)となりました。ちなみに紙を受け取ることになったエピソードやなぜ『枕草子』というタイトルがついたのかはこの本に書いてあるのですが、ネタバレになるので伏せておきます。と、ここでそんなことも知らんのかーい!と思った方にはこの本の内容は物足りなく感じるかもしれません。
また、後半には同じく一条天皇の后、中宮彰子の女房として宮使えしていた紫式部とのエピソードが、著者との時空を超えた対談形式で語られて、歴史や古典が全くわからないわたしでも楽しく読むことが出来ました。
この本を読んでいる途中で思い出したのが、NHKの番組『漫画でたのしむ、枕草子』。
鳥越マリさん扮する清少納言が面白くて、高校生のころ母と一緒に見ていた記憶があるのですが、、、枕草子の内容が全く頭に入ってなかったみたい苦笑。この番組は橋本治さんの『桃尻語訳 枕草子』がもとになっています。
この本がきっかけで、少し枕草子に興味が湧いてきたので『桃尻語訳 枕草子』も読んでみようかと思いました。