クロスステッチに夢中!
ソーイングビーを見始めてからというものお裁縫をやってみたくて仕方ないうちの旦那さん。ただ裁縫も何も中学生以来針も糸も持ったことがないのでいきなり何かを作るのはハードルが高過ぎる。という事で目をつけたのがクロスステッチ刺繍です。
クロスステッチ刺繍とは
読んで字のごとく✖︎バツ印を布の目に合わせて縫っていき模様を作っていく刺繍のこと。
やると決めたら即行動。さっそくインターネットでクロスステッチに必要なものが一式揃ったものをババン!と購入し、図柄はこれまたインターネットで公開されているものをダウンロード。
チクチク縫い始めること数時間でくまのジャッキーとマリオを完成させた旦那。
めちゃ可愛い!これはもう自分でもやってみるしかない!と、わたしと下の子も早速始めてみました。ちなみに下の子は去年から学校で家庭科が始まったばかりなのですが、子どもに針の扱いを慣れさせるのに最適です。一つ出来るともう一つ作ってみたくなる。あっと言う間にクロスステッチの虜に。
仕事から戻ってきてコーヒーの飲みながら夕飯の支度までのあいだにチクチク。お風呂も終えて寝るまでのあいだにもチクチク。
ひたすら針を刺し続けて上手に出来たときの喜び!
今はクロスステッチ用の布に練習していますが、いつかはトレーナーやTシャツ、セーターなんかにワンポイントとして刺繍してみたい。包みボタンや缶バッチにしても可愛い!
わたしたちがクロスステッチに夢中になっていると知って裁縫好きの友だちが大図まことさんの図案集を貸してくれました。8bit感がなんとも洒落乙です!
暇さえあれば何時間だってやっていたいのですが、老眼を酷使するのでほどほどにやらないとね、と思いつつ今日もチクチクしています。
色々ありますが私はぼちぼち元気です
1月の終わり頃から仕事が忙しくなりました。2月に入ってからは仕事以外で色々とあり。。。来年の2月に去年はこんな事があったのね、と思い出せるように忘れないうちにざっくり記録を残しておこうと思います。
2月某日、平日にお休みをした翌日、朝会社に行くと体調不良でしばらくお休みをしていたわたしの上席(チームリーダー)がPCR検査を受けたと報告がありました。わたしの周りでも家族や知人が濃厚接触者になり検査を受けたという話をちらほら聞いていたので、正直とうとう来たかと言う感じ。検査の結果によっては今後の勤務形態や業務について変更があるので追って報告という感じだったのですが、その日のうちに陰性だったと報告がありほっとしたのと同時に一体いつまでこんな日が続くんだろうと考えて気が滅入ってしまった。
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車を車検に出しました。去年から上の子が車を使うようになったのと、以前からブレーキの効きがあまり良くないのが気になっていたので今回の車検はディーラーでお願いすることに。翌日見積もりを聞いてびっくり!最低でも54万円もかかると。。。うちの車は中古で50万円で買ったので買値よりも高い。。。そもそもが20年前の古い型の車。購入して約6年。ちゃんと整備してこなかったわたしたちが悪い。買い替えたい気持ちもあるけど、何より気に入って購入したし愛着もある。今回は大人しく車検をお願いすることに。それにしても50万の出費は痛い。
が!しかしその夜、50万も吹っ飛ぶ出来事が。。。
いつもの如く晩ご飯になっても帰ってくる気配のない上の子。コロナ禍でなければ放っておくのだけど10時近くになっても連絡もなくメールしても返信どころか既読にもならない。全くどこで何しているのやらと思っていると玄関のチャイムが。旦那がドアを開けると何やら騒がしい。バタバタと洗面所へ向かう足音と慌てている様子の旦那。異変を感じとった下の子は即座に「おやすみなさーい」と言って自分の部屋へと避難。へ?と状況を掴めないわたしの前に現れたのはベロンベロンに酔っ払って裸で歩き回る上の子と服を着せようと後を付いて回る旦那。どうやら友だちの家でお酒を飲んできたらしい。ようやく自体を飲み込んだわたし。今年成人を迎えるとはいえ誕生日的に言えばまた未成年。一瞬頭にカーーーッと血が昇ってガツンと言ってやりたかったけど、「かなり酔っているからきっと言ったところで何にも覚えてないよ」と旦那に言われ意気消沈。それにお誕生日過ぎたらお酒飲んで帰ってくることも当たり前になるんだなと思ったらそんなに叱ることでもないような気もするし、ぶっちゃけわたしも10代からライブハウスやクラブに遊びに行ってガッツリ未成年飲酒していたので、正直子どものことを強く叱れない。
翌日本人に前日の失態のことを話すと、全く覚えてないと…まったくもー。一体どれだけ飲んだのかそれすら思い出せないらしく、急性アルコール中毒とかにならなくて本当によかった。本人も誕生日までは絶対に飲まないと本当に反省しておりました。(当たり前だけど)
まだ中旬に差し掛かったばかりなのになかなかに濃い2月だけど、残り日々平穏無事に過ごせますように。
寂しさとか、少しの希望とか
わたしには毎週楽しみにしていることがあります。
このラジオを聴きながら過ごす日曜日の夜が大好き。
先週の日曜日も旦那とおでんをつまみながらラジオを聴いていました。訓市さんは今年の抱負をテーマに日本の未来や政治について語られていて、同世代のわたしとしては共感できることも多く興味深い内容でした。
そのお話の中で今年こそ自分たちの今いる場所を立て直しドラマチックに変化することが出来ないと未来は明るくないんじゃないかとおっしゃっていたので、わたしも「今年は選挙もあるし少しづつだけど変わっていくと思う」と旦那に伝えると、旦那は「そうかな。俺は変わらないと思う」と一言。
なんでそう思うの?変わって欲しくないの?と尋ねると「俺だって変わったらいいと思うよ。でもみんな目の前の生活に精一杯でそんなこと無関心の人が多いよ。自分の生活と政治が直結してるなんて思って生活してる方が少ないんだよ」と。
でもコロナで生活が大変な人たちがたくさんいるんだよ。その人たちだって変えたいと思ってるよと、わたしが言うと「みんな喉元過ぎれば忘れちゃうんだよ。原発の時だってそうだったじゃん。デモに参加してみんなで変えようとしたけど、結果何にも変わらなかった。」
だから自分は最低限の出来ることとして選挙には行くけどもう何にも期待しないし、言い方悪いけど自衛して自分たちの生活さえ守れればいいと。そんな旦那の話を聞いて彼のことがすごくつまらない人に思え、もの凄い寂しさを感じました。
暫くしてわたしはこの旦那に対する寂しさの正体に気づきました。それは旦那に対する期待だったのだと。わたしは旦那に対して自分の想いに共感して欲しかったし、これから先いろんなことに対して一緒に変化を求めて欲しかったのだと。
旦那がこんなことも言っていました。「デモに参加している時は自分の周りの人たちがみんな同じ想いで動いてるからひょっとしたら政権を変えられるんじゃないかと思ったけど、デモの行進から一歩外れるとそんなことには無関心な人たちばっかり。その結果が今の状況。無力感しかないでしょ」と。旦那もその時無関心な人たちに対して、無力感と強い寂しさを感じていたのかもしれません。
わたしに世界を変えることは出来ないし、もちろん旦那にも出来ません。だけど思考はその人の行動を変えることも知っています。あの時は変えられなかったけと、行動を起こしてくれた人たちをとても心強いと感じたし今でもありがたいと思っています。変えなきゃいけないという想いが増えればきっと良い方向へ向かっていくと思いたい。
こんな世の中だけどもう少しだけわたしは希望を持って前に進んでいこうと思うのでした。
旅の絵本
画家の安野光雅さんがお亡くなりになりました。
我が家の本棚にも何冊か安野さんの絵本があり、1番古いものではわたしと弟が保育園に通っていた頃、福音館書店の定期購読で買った『ふしぎなえ』。安野さんの絵本はお子さんがいる方なら一度は手にしたことがあるのではないかと思います。
数年前には母や子どもたちと展覧会にも行きました。
そんな数ある安野さんの絵本の中でも代表作といえるのが『旅の絵本』シリーズではないでしょうか。
この絵本に出会ったのは大人になってから。まだ子どもたちが小さかった頃、よく図書館に絵本を借りに行っていました。子どもたちが夢中になって絵本を探している間、わたしも自分が子どもだった頃に読んだ絵本を探している時に初めて手にしました。
緻密で美しく、優しくてノスタルジック。一気に引き込まれました。
それ以来図書館へ行くたびに1冊づつ眺めていくのが楽しみになりました。
話がちょっとが逸れますが、charaさんの曲に『うつくしい街』というのがあります。ピアノとベースがメインの『うつくしい街』というタイトルにぴったりなとてもうつくしい曲。
二人の出す手にかざってよ
街よ つつまれてこの愛に
雨よ育てよ明日の平凡を
光の和をこの街に
引用:chara うつくしい街
勝手なわたしの中のイメージだけど、『旅の絵本』を歌にするならきっとこんな感じ。
おうちにも数冊づつ揃えていきたいと思いつつ、実はまだ1冊も持っていない。。。いつか大人買いしたいなあと思うのでした。
DOLCE&GABBANAではないけど香水のおはなし
バーニーズニューヨークの新宿店が閉店になったというニュースを聞いてよみがえった記憶があります。
多分5〜6年くらい前、まだわたしが今の職場に勤め始めたばかりの頃のこと。
わたしとは別のチームにいたもの静かで控えめな雰囲気の女性。職場はみんな基本緩めのオフィスカジュアルな服装の中、彼女は清楚な綺麗目の装いが多かったと思います。
特に目立つ感じでもなく、ましてや別のチームでそんなに話をする機会もなかった人のことを何故覚えているのかというと彼女がとても良い香りの香水をつけていたから。
彼女がわたしの側を通るたび、ふわりと良い香りがしました。最初はただ良い香りがするなと思っていただけなのにいつしかその香りが気になって仕方なくなってしまったわたし。彼女がわたしのデスクの側に来た時、思い切って彼女に尋ねてみました。
「あの、いつも良い香りがしますね。よかったらその香水の名前を教えていただけますか?」と。
彼女は恥ずかしそうに「アニックグタールのプチシェリーです。」と教えてくれました。
初めて聞く香水の名前。それもそのはず、わたしは妊娠して以来まったく香水をつけなくなっていたので香水に関する新しい知識がアプデされていなかったのでした。
どんな単語並べて検索したのか今ではすっかり忘れてしまったのだけどその検索結果に出てきたのがバーニーズニューヨークでした。
グタール(GOUTAL)の商品一覧 | 公式通販 バーニーズ ニューヨーク|BARNEYS NEW YORK ONLINE STOREonlinestore.barneys.co.jp
しばらくして彼女は会社を辞めてしまいましたが、バーニーズニューヨークとアニックグタールのプチシェリーが結びついてわたしの記憶として残っていたのでした。
アニックグタールは現在はグタールになり伊勢丹や三越などに直営店があるようです。
子育てもひと段落したのでまた香水を楽しむのもいいかななんて考えています。
そしてもう一つ気になっている香りがこれ。
オーデコロン ガーデニア | 【公式】サンタ・マリア・ノヴェッラ オンラインストア - Santa Maria Novella Official Online Storebuy.smnovella.jp
イタリアで800年続く老舗のサンタマリアノヴェッラの Gardenia(クチナシ)
夏になるとどこからともなく漂ってくるクチナシの香りが大好き。こちらはオーデコロンなので持続性はあまりないとは思うのですが、クチナシの香りだけという潔さに惹かれています。
香水とは全然関係ないけど、くちなしってひらがなで書くと途端に渡哲也が頭の中で『くちなしの花』を歌い出してしまうのはアラフィフだからかな。。。
江之浦測候所
再び緊急事態宣言が発令されました。どこかに何かを楽しみに行くことが困難になりつつあるご時世。美術館や展覧会からはすっかり足が遠のきがちだったのですが、去年の秋ごろ免許を取得した上の子の運転で江之浦測候所へ行ってきたのでその時の写真をアップしておこうと思います。
江之浦測候所とは
写真・彫刻・演劇など多方面で活動する現代美術作家・杉本博司さんが小田原文化財団を設立。芸術の歴史を見つめ直すことや伝統芸能の再考、前衛舞台芸術の企画・制作・公演活動を通した普及振興活動を行うことを目的とした財団の活動拠点として作られたのが江之浦測候所です。最近ではSacaiのショーの舞台にもなっていました。
駐車場より駿河湾を望む。
施設内で使用されている石は、近隣の採石場から採れてものや、早川石丁場群跡から出土した江戸城石垣用の原石が使われているそう。
また、広大な敷地内にはギャラリーや茶室、舞台、みかん畑や竹林などがあり、その中に杉本さんが世界各地から集めた古美術のコレクションが設置されています。
夏至光遥拝100メートルギャラリー
ギャラリーには杉本さんの作品が展示されていました。夏至の日にはここから真正面の位置に日の出が望めるそうです。
光学硝子舞台
茶室の庭に配置された鉄灯籠と明日香石水鉢
竹林の中に現れる数理模型0010
片浦稲荷大明神
明月門
アップダウンのある広大な敷地なので、全てを観て回ると2時間くらいでしょうか。写真は敷地内のごく一部のものですが、その他のコレクションも時を超えた美しいものばかり。また竹林の中の化石窟には貴重な化石のコレクションも展示されていました。
季節毎に何度も訪れてみたいと思うとても気持ちの良い場所でした。